すると、お兄さんが突然来て
「…母さんもお前も何してんの？てかお前スマホ使いすぎじゃね？気のせいだったらごめんだけど」

「そんなぁ、使いすぎてないって。兄さんたら酷いなぁ」

「そーよ！今いいところなのっ！！」そういいもう一度ゲームの画面を見た

その画面に見えたものは＿＿＿＿





「game over」

その非情な8文字が、己の瞳に映し出された。

「なっ、なぜ！？」そういいお母さんは弟の画面を見た。そこには「勝利！！」と書かれた画面が、そこで弟はニヤッと笑った

「俺の勝ちなんで負けたか明日まで考えといてください。そしたら何か見えてくるはずです。ほな、いただきます」

するとお母さんの目が炎に変わりました。「くそがきがああああ！！！」と弟を家から追い出しました

弟はその勢いで頭をぶつけました。

打ちどころが悪かったのか、弟はそのまま帰らぬ人に。
この出来事をきっかけにして徐々に家庭にヒビが入り始めました。

それでもお母さんは、「あいつが悪かったのよ…！！！」といい刑務所行きに、残されたのは兄だけ。

兄は絶望しました。神に縋る思いで、こう願いました。
“自分はどうなってもいい…だから、弟を返して…俺のいつもの日常を…返して…”

ネズミの形をした神様が家の食器棚から出てきました。そしてこう言いました

「ふぉっふぉっふぉっ。お前の願いはしかと聞き入れた。その望みを叶えてやろうではないか。ただし、条件付きでな」

兄は
「それでもいいです！弟を…日常を…元に戻してください！！」
と懇願しました。