私は某スーパーにてバイトとしてレジを担当しておりました。
バーコードが付いている商品はそのままレジにかざすことで自動で商品を判定して会計に登録しています。文明の力による恩恵をしかと受けているのへす。
文末がちょっと変なのは置いておくとして、とうとう「キャベツ or レタス」をカゴに入れたお客様がやってきたのです。
なんということでしょう。野菜にはバーコードがついていないのです。
「これはきっとキャベツだろう。きっとそのはずだ。そうでないと困る。」
私の逐一の店の信用に関わるわけですし、私の失態によりこの店へやってくるお客様を減らすわけにはいきません。
私は私の威信をかけた精一杯の博打に臨みました。
見事失敗しました。
「これレタス。」
若干の訝しみの表情を浮かべた叔母様から指摘をいただき、泣く泣くして私は取り消しを行い「レタス」として再度登録を行ったのでした。