私、新谷 真琴（にいたに まこと）は夢を見てた
いい夢…　それは言葉で表せないほどの
こんな正夢あったらなぁ…
そう夢の中で思っていると目覚まし時計の音がした
今日も学校か、だるいなぁ　と思っているともう家を出る時間だ
ママに行ってきますといい、出発した
まだ頭がふわふわしてるけどなんか頭が軽い…？　眠いだけかな
そう思いながら学校に着くと
「まぁ〜ことっ！！」　友達の瑠璃（るり）だった
「あれ？真琴、髪切った？」　そう聞かれた
「いや…切った覚えはないけど…」「そうなの？いつもより短い気がしたからさぁ〜」「そっか…」
本当に切った覚えはない　なんでだ…？
トイレに駆け込み鏡を見た
トイレには一人の女の子がいた
その子をのけるようにして鏡にしがみついた
「？？！　髪が…髪が短い？！」　なんでなんで？！
昨日まではいつもどおりだったのに…
そういえばいびき予防のために動画撮ってんだった！それを見ればなんでかわかるはず…
「え、誰」まったく知らない人が私の髪を切っている
なんでなんでなんで？！　恐怖と震えでスマホが床へおちた
ガタガタ震えている真琴と同じ鏡にうつる一人の少女は笑っていた
　　　　　　　　　　　　　　　　　作・Koto.@Kai