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ある日の夜、A家族は夕食を食べながらテレビを見ていた。
すると突然、平社員の父が、飲んでいた豆腐の味噌汁を吹き出し、母、息子、妹に汁が降り注いだ。
騒然とする食卓。息子はどさくさに紛れて苦手なピーマンを母の皿に移した。
父は叫びながら倒れ、痙攣し、白目をひん剥いた
母はあたふたしながら、固定電話を取り、救急車を呼んだ。
妹は泣いた。ポニーテールに束ねた髪を激しく揺らしながら顔を赤くして泣いた。
数分後、味噌汁でパジャマを濡らした父が担架に乗せられて運ばれた。
母は父に付いていき、救急車と共に病院に運ばれた。留守を言い渡された、乗り物好きの息子が泣いた。
翌朝、病院のベッドで目が覚めた父は隣に座っていた医師に尋ねた。
「なんで、私はここに?」
医師はこう言った。
「あなたは、昨日。つまり日曜日ですね。その日の6時半ごろ、あなたは何を見ていましたか?」
「…えっと…あ、「サザエさん」を観ていました。」
「あなたは、サザエさんアレルギーだと、思われます。」
「サ…サザエさんアレルギー?」
「サザエさんアレルギーは、『サザエでございまーす』という声、サザエさんのopの音を聴くと、自動的の明日の月曜日のことを思い出し、体が『サザエでございまーす』、サザエさんのopを拒絶するアレルギーで、症状は「発狂」「痙攣」、ひどい時は「蕁麻疹」「呼吸困難」を起こすアレルギーです。」
「わ…私の体は、、、大丈夫でしょうか…」
「まあ、サザエさんをみなければいいだけの話なんで、サザエさんを観ない限りは発症しません。」
完